株式会社ナース・ステーションのインタビュー

グループホーム訪問看護業界No.1！医療知識を活かし企画運営にも携わる

・150名以上の看護師が在籍　常勤看護師は本部でバックアップ業務
・お米に宝塚チケット　大企業のグループ会社ならでの特色ある福利厚生
・１年間の育休も可能　代表も育休取得で先陣を切る

採用担当者様：当社全体で看護師は150名以上在籍しており、そのうち常勤が東京・大阪含め5名。それ以外の方が非常勤となります。基本的には非常勤の看護師が現場を訪問し入居者の健康管理を行い、常勤看護師は当社オフィスで非常勤看護師のバックアップを行っています。

木村様：非常勤看護師は基本的に一人で現場に向かい業務を終えると直帰、というスタイルです。われわれ常勤看護師の主な業務は現場の看護師を孤立させず、あらゆる相談事や緊急時に対応すること。例えば、「入居者の爪を切っているときに出血した」「入居者が転倒して腰を打った」など医療処置が必要な場合に、現場の看護師と常勤看護師が連携し、適切な対応方法を迅速に指示します。また、訪問看護師が入社した場合に、一緒に現場へ向かいOJTを実施するのも常勤看護師の重要な役割です。加えて、施設との新規契約の際に代表に帯同し、看護の専門的な内容をお話しすることもあります。

採用担当者様：どちらも突拍子のないことに見えるかもしれませんが（笑）、これは当社が属している三光ソフラングループ（親会社：三光ソフランホールディングス株式会社）と関係があります。お米は従業員一人当たり5kgを支給しているのですが、これは当グループの起源が米屋であることが背景にあります。また、三光ソフランホールディングス社は宝塚歌劇団の運営会社である阪急阪神ホールディングス社に出資していることから、グループ会社の従業員も年に1回宝塚公演が見れるんです。この制度をきっかけに宝塚歌劇のファンになる人も少なくないですよ。三光ソフランホールディングス社はグループ全体で1,800名の従業員を抱える大企業なので、福利厚生が充実している点は大きな魅力だと思います。

採用担当者様：もちろん当社は産休育休を推進しており、当社代表（男性）も育休を取得しました。従業員それぞれの状況に応じ、数ヶ月単位で、長い人は一年間子育てに集中できる環境を用意しています。また、育休から復帰した後は、いきなりフルタイムに戻すのではなく、労働時間を半分にして週5日勤務にしたり1日8時間で週3日勤務にしたりと、その方の希望に合わせて復帰プランを立てていきます。

木村様：配置転換については、オフィスが東京と京都にありますが転勤はありません。しかし、ご家庭の都合などで関西に引っ越すことがあれば関西支店への異動も可能です。また、業務内容については、本部業務を基本としつつも希望があれば現場業務を増やすこともできます。

・非常勤看護師の多くは30〜50代
・常勤看護師によるバックアップで安心
・非常勤の方は夜勤・オンコールなし

採用担当者様：非常勤看護師の年齢構成は30〜50代の方が8割ほどで、そのほか60代や70代の方もいます。当社は経験重視で非常勤看護師を採用しており、最高齢はなんと76歳。その方は本当に知識が豊富で、現役としてご活躍されていますよ。

木村様：訪問看護というと、1日に何件もご家庭を回るイメージがありますが、当社はグループホームに特化しており、非常勤の看護師には1つのグループホームを担当いただきますので移動は少なくなります。また、施設との信頼関係も構築されていくので、やりがいを感じやすいという声もありますね。

木村様：もし担当の看護師が行けない場合は、他の看護師にヘルプとして訪問いただいています。1つのグループホームに1人という体制なので、どうしても横のつながりを作りにくいのですが、そのためにも私たち常勤看護師が非常勤看護師と積極的にコミュニケーションを取り、孤立しない環境作りを心がけています。ご時世的にまだ難しいですが、以前行っていた看護師の懇親会などを再開し、看護師のコミュニケーションを活性化させたいとも思っています。

採用担当者様：担当する看護師と施設担当者あるいは入居者との相性がどうしても合わない、というケースもゼロではありません。その場合は、まず本部の看護師が施設や担当看護師にヒアリングをして関係改善を試みます。それでもやむを得ない場合は施設変更や業務内容の調整なども行います。

木村様：夜勤やオンコールは当社の契約時点で完全に区別していますので、日中担当の方がシフトでオンコールに入ることはありません。また、常勤看護師が夜勤やオンコールに入るのは、担当の方がどうしても出勤できず他の看護師とも調整がつかないときのみですので、あったとしても数ヶ月に1度です。

・常勤看護師は病棟と訪問看護どちらの経験もあるとなお良い
・非常勤看護師は経験重視でブランクも問題なし
・eラーニング教材作成やタブレット導入といった新しい取り組みも進行中

採用担当者様：現状では、病棟勤務の経験がある方が多いですね。というのも、常勤看護師は現場からの相談に素早く回答できる知識や判断力が求められます。病棟では日々迅速で的確な判断が必要とされますので、ぜひ病棟で培ったスキルを当社で活かしてもらいたいと思います。

木村様：病棟経験に加えて、介護施設や訪問看護の経験があるとなお良いですね。病棟と訪問看護では、患者や入居者とのコミュニケーションの取り方は大きく異なるので、その違いに慣れている方だとより早く馴染んでいただけるのではないかと思います。

採用担当者様：もちろん問題ありませんよ！　非常勤の方ですと、週1日3時間の勤務が基本となりますので、妊娠・出産で一度退職を退職された方、定年退職をしてからも看護現場に復帰したい方なども大歓迎です。ご本人の経験を重視していますので、10年近く現場を離れていた方や60代70代の方も積極的に採用しています。

採用担当者様：現在、当社では契約している施設向けにeラーニング教材を作成しています。当社の訪問看護師は医療知識を一定以上有しておりますが、必ずしも施設の方々にも同程度の知識があるとは限りません。そのような場合でも、適切な処置ができるよう、施設の方々向けの教材を作成し一緒に学んでいけるような体制を整備しています。すでに第一弾として認知症に関する教材を提供しており、現在は生理学や病理学など体の内部の詳しく学べる内容を目指して鋭意作成中です。この取り組みはトップからの指示ではなく社員からの提案ですし、決定から着手までもスムーズでしたね。

木村様：非常勤看護師のバックアップ体制という意味では、今後タブレットを導入し、紙で管理していたカルテを電子カルテに移行させる予定です。タブレットを活用することで、現場からの相談事も電話ではなくテレビ電話も可能となるので、お互いにより安心できる環境が整うと思います。