ALSOK介護株式会社のインタビュー

評価制度とICT活用で働きやすさ向上 ALSOK介護が目指す「笑顔の好循環」

更新日:2022/12/19

ALSOK介護株式会社ケアホーム事業本部第二地域本部運営部業務課係長 三戸 浩太郎様

ケアホーム事業本部第二地域本部の事業所外観

ALSOK介護株式会社ケアホーム事業本部第二地域本部運営部業務課係長 三戸 浩太郎様

ALSOK介護株式会社ケアホーム事業本部第二地域本部運営部業務課係長 三戸 浩太郎様

ケアホーム事業本部第二地域本部の事業所内観

ALSOK介護株式会社ケアホーム事業本部第二地域本部運営部業務課係長 三戸 浩太郎様

  • ALSOK介護株式会社ケアホーム事業本部第二地域本部運営部業務課係長 三戸 浩太郎様

  • ケアホーム事業本部第二地域本部の事業所外観

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  • ケアホーム事業本部第二地域本部の事業所内観

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  • ALSOK介護株式会社ケアホーム事業本部第二地域本部運営部業務課係長 三戸 浩太郎様

  • お話を伺った方
  • ALSOK介護株式会社
  • ケアホーム事業本部 第二地域本部 運営部 業務課 係長
  • 三戸 浩太郎様
  • 専門:グループホーム・介護付き有料老人ホーム

ALSOK介護株式会社様はグループホーム運営や訪問介護などさまざまな介護サービスを提供しており、介護業界で20年以上の実績があります。前身となる会社は1998年創業。のちに綜合警備保障株式会社(ALSOK)のグループ会社となり、2020年に現在の社名となりました。ALSOK介護様は国内に約300の事業所をかまえ事業拡大を続けるだけでなく、スタッフが働きやすい環境作りにも注力しています。今回は人事や総務など裏方としてALSOK介護様の成長を支える三戸様に、現場をサポートする取り組みや採用したい人材像などについてお話を伺いました。

目次

勤務環境:平均残業時間は月6時間 評価制度の整備やICT活用で働きやすさ向上を実現

ALSOK介護での業務内容や近年の取り組み

・国内に約300の事業所、施設利用者を24時間365日見守る体制
・客観的な評価でスタッフの昇給・昇格を判断
・ICT機器の導入でスタッフも利用者も安心できる環境を提供

ケアホーム事業本部第二地域本部の事業所外観

主に介護職を募集しているとのこと。業務内容を教えてください。

当社は国内に約300ヶ所の事業所を持っており、グループホームやデイサービス、訪問介護など幅広い介護サービスを提供しています。介護職は各施設で利用者様の生活のお手伝いをおこなう事が主な業務内容です。施設には高齢の方がお住まいですので、当社のスタッフが24時間365日見守り、利用者様の安全を守っています。正社員とパートどちらも募集しており雇用形態によって業務内容の違いはあまりありませんが、パートの場合は勤務時間の自由度がより高くなります。とはいえ、パートの方でも「この事業所には絶対欠かせないよね」といわれるほど活躍されている方はたくさんいますね。

近年は働きやすさの向上に力を入れているそうですね。具体的にはどのような取り組みをされているのでしょうか。

スタッフのがんばりを客観的に正当に評価するため、定期的に上長との面談をおこない、基準に基づいた評価で昇給や昇格をおこなっています。「そんなの当たり前じゃないか」と思うかもしれませんが、実は介護業界にはしっかりとした評価制度が整っていない会社も少なくないんです。たしかに、営業職のように成果が数字としてあらわれる職種ではありませんが、当社は「なんとなく」の評価ではなく客観的な事実に基づきスタッフの活躍を評価しています。また、上長との定期的な面談では会社の方向性を話すだけでなく、スタッフの目標や悩みを聞くことで問題解決や離職防止につなげています。現場が抱えている問題を事業所内だけでなくエリアマネージャー、そして経営層まで届ける仕組みがあるのは、スタッフのみなさんも安心できるのではないかと思います。

ICT活用などで特徴的な取り組みはありますか。

現場にタブレットを導入したことで、業務報告や利用者様の情報を電子データで管理できるようになりました。紙の書類を置く必要がなくなったことや、情報を簡単に引き出せるといったメリットもあるなか、何よりも大きな効果は現場スタッフが利用者様と接する時間を増やせたことです。また、現場スタッフ向けにインカムを導入したことも喜んでもらえていますね。マイクとイヤホンのセットをつけているので情報のやり取りが非常にスムーズになり、シフト交代時の引き継ぎやトラブル時の対応を素早くできるようになりました。スタッフとしてもインカムを使えば、現場の全員に声が届くので安心感を持って業務に取り組めると思います。利用者様向けには、ベッドの下に敷くことで利用者様の動きや心拍数を感知するマット型のセンサーを活用しています。このセンサーにより利用者様が寝ているのか、起きあがろうとしているのか、はたまた体調が急変したのかといったことがわかります。スタッフとしては夜間巡回が楽になり、利用者様の危険を素早く察知できるようになりました。このような設備投資もあって、当社の平均残業時間は月6時間程度で、介護業界のなかでも下から数えたほうが早いのではと思うくらいの水準ですね。

昇進・昇給:休職中もスタッフ間で情報共有 復職後にリーダークラス昇格事例も

キャリア支援・復職支援・トラブル対応

・多数の事業所と幅広いサービス展開でキャリアアップ支援
・復職後にリーダークラス抜てきの事例も
・現場と管理部門の間は地域本部が取り持つ

ALSOK介護株式会社ケアホーム事業本部第二地域本部運営部業務課係長 三戸 浩太郎様

異動や転業、キャリア支援の制度はありますか。

当社は事業所が全国に約300ヶ所ありますので、たとえば結婚や出産などさまざまなライフイベントにより引っ越すことになっても、退職せずに別の事業所で働き続けられます。また、グループホームだけでなく介護付き有料老人ホーム、訪問介護なども事業としておこなっているので、同じ介護業界の中で自分のキャリアの幅を広げたいと考えている人も、転職せずに当社のなかで解決できることも大きな特徴です。転業についても選択肢を用意しており、現場を経験したあとは本部での採用や事業所立ち上げ、建物管理などさまざまなキャリアパスがあります。このほかにもeラーニングでの介護知識の習得や、200以上の講座から選べる通信教育サービスも提供しスタッフのキャリアアップを支援しています。

産休・育休・復職支援の制度や事例を教えてください。

産休や育休の期間は人それぞれ異なるのですが、復職率は97%と非常に高い実績があります。復職後は勤務時間の前後1時間を縮めたり夜勤をなしにしたりといった対応をほどこします。最近の事例ですと、新卒入社2年目の社員が結婚出産で1年間休職していたのですが、復帰後、間もなくリーダークラスに抜てきされ現在も活躍していますね。休職をするとキャリアが後戻りしてしまうのではと心配する人も多いと思いますが、当社の場合は復職後も休職の影響なく評価する社風なので安心して職場に戻れるのではないかと思います。また、1年という時間で業務も体制も変わるので、戻ってきた人はいわゆる「浦島太郎」状態になってしまう懸念がありますが、スタッフ間で自主的に連絡してくれているので復帰後も孤立することなく活躍できます。お互いがお互いをフォローし合うような文化があるといえますね。

新規入職者の認識の違いや人間関係のトラブルがあった場合はどのように対応するのでしょうか。

管理部門の見解と現場での見解に違いがあった場合は、その中間にあるような地域本部やエリアマネージャーが間に入り解決を目指します。管理部門には介護未経験者が多い傾向があるのですが、やはり長年オフィスワークをしてきた人と介護の第一線で活躍してきた人では価値観が全然違うんですよ。そのため、管理側も介護も経験している人が間に入ることで認識のずれをできるだけ小さくするよう努めます。また、退職が多い事業所については、新人の入職後2ヶ月を目安に地域本部との面談を実施しています。もし何か問題が起きてしまった場合、基本的にはまず事業所長が間に入りますが、事業所長が問題の当事者であった場合はエリアマネージャーが入ることになっていますね。もちろん、それだけでは解決できないこともしばしばあるのですが、「本部の人間が動いてくれた」という事実は残ると思うんですよ。このような積み重ねがスタッフの安心感につながると信じています。

キャリア:事業所ごとのカラーを大事にする社風 未経験でも「命を預かる」意識で知識を吸収

ALSOK介護の社風や求める人材像

・事業所ごとにマニュアル作成やレクの考案
・年1回、グループ企業で業務改善の発表会を実施
・60代介護未経験でも活躍 新しい知識の吸収力が重要

ALSOK介護株式会社ケアホーム事業本部第二地域本部運営部業務課係長 三戸 浩太郎様

各事業所の雰囲気はどれくらい異なるものなのでしょうか。

会社としての特徴なのかもしれませんが、各事業所のカラーはすごく大事にしていると思いますね。たとえばOJTは全事業所で統一されたマニュアルがあるわけではなく、各事業者の実態に即した形で各事業者のリーダーが実施しています。また、事業者ごとでブログを運営しており、それぞれで情報発信の機会が与えられています。さらには、オリジナルのレクリエーションや季節ごとのイベントもそれぞれの事業者で実施しますので、自由度は高いのではないかと思いますね。ある事業所では、楽器を演奏できるスタッフでバンドを組みロックミュージックを披露したこともあったようで、そのイベントは大変好評だったらしいです(笑)。スタッフの良さを出しつつ利用者様が喜ぶような取り組みも、事前に相談していればまったく問題はありません。

ALSOKグループとしても業務改善を評価する場があるそうですね。

そうですね。業務改善は事業所ごとでどんどん進めてもらっていますよ。ALSOKグループのなかの介護系企業が集まり、業務改善の事例を発表し評価する「品質向上発表会」というイベントが年に1回ありますので、グループ全体として功績が称えられる場もあります。たとえば外国人が多い事業所がコミュニケーションを活発にした事例や、売上を大きく伸ばした事業所の事例などをグループで共有することで、今後のより良い職場環境の構築に役立てています。

ケアホーム事業本部第二地域本部の事業所内観

これからALSOK介護様に応募する人に対してはどんなことを求めていますか。

私自身、営業職を経験してから介護業界に挑戦したのですが、それは数字ではなく「人と人との接点」を突き詰められると考えたからです。介護経験者はもちろんのこと、介護未経験でも人と人とのつながりを特に大事にされる方であれば仲間になれるのではないでしょうか。当社では年齢を問わず活躍できる環境を作っており、60代で介護未経験という方も活躍されています。その一方で、実際の現場で利用者様との接し方や距離感をつかむのは非常に難しい。「利用者様の命を預かっている」という観点で、どれだけ新しいことを吸収できるのかは重要だと思います。

求職者へのメッセージ

当社が最も大事する言葉が「笑顔の好循環」です。利用者様やそのご家族に笑顔になってもらうためにはまずスタッフを笑顔にする。そのためには設備や制度を充実させ、働きやすい環境を提供することが重要だと考えています。これが当社の根幹をなす思想です。
そのうえで多くの事業所や職種、ポジションを用意することでスタッフの可能性を広げるような場でありたいと思っています。働いていればご家庭の事情やご自身の価値観の変化などもあるでしょう。そのような変化に対して、当社は退職せずに新たな道を用意できる会社だと思っています。若い方であれば、どんどんチャレンジしてみて自分の将来を考える場に、一方で経験を積んだ方であれば介護業界や「働くこと」そのものに対する疑問を解消できる場にしてもらえればと思います。

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