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医療医療 【職種図鑑】

歯科衛生士

  • 職種図鑑

目次


歯科衛生士の仕事内容

歯科のイメージ画像

歯科衛生士は、歯科医院などで歯科医師の診療補助を行ったり、歯石の除去や歯科保健指導を行ったりするのを主な仕事としています。

似た職種に歯科助手がありますが、歯科助手は上記のような歯科医療行為はできません。歯科助手は主に受付や事務、器具の片付けなどを担当します。

歯科衛生士は国家資格です。資格を得るためには歯科衛生士養成課程がある大学や専門学校を卒業し、国家試験に合格する必要があります。

人材が不足していることから、正社員以外にパート求人も多く見られるため、家庭生活や子育てを両立したい人にも働きやすい職種です。

自分の処置で患者の口腔状態が改善したり、歯科医師やほかの歯科衛生士とチームを組んで治療にあたったりすることに大きなやりがいを感じられます。


歯科衛生士に関するデータ

平均給与・ボーナス


歯科衛生士組織規模別平均月給(2020年調査)

令和2年賃金構造基本統計調査を基にディップ株式会社が作成


歯科衛生士組織規模別平均年間賞与、その他特別給与額(2020年調査)

令和2年賃金構造基本統計調査を基にディップ株式会社が作成


平均勤続年数


歯科衛生士組織規模別平均勤続年数(2020年調査)

令和2年賃金構造基本統計調査を基にディップ株式会社が作成


男女比


歯科衛生士男女比率(平成28年調査)

「就業歯科衛生士数,就業場所・性・年齢階級別」(e-Stat)を基にディップ株式会社が作成


平均年齢


歯科衛生士組織規模別平均年齢(2020年調査)

令和2年賃金構造基本統計調査を基にディップ株式会社が作成


勤務実態(平均労働時間・残業時間・休日数)

歯科衛生士の平均労働時間と残業時間、気になる休日数をそれぞれチェックしていきましょう。

平均労働時間

従業員数が10人以上の企業全体の平均労働時間は、月169時間です。だいたい1週間で40時間前後、1日あたり8時間程度が平均となります。

歯科医院に勤務する場合は、各歯科医院の開業時間に合わせて働くことになります。朝から夕方までを開業時間としているところが多いものの、中には会社帰りの人が通いやすいように、夜遅い時間まで開業している歯科医院もあります。その場合は、朝から夕方まで、または昼から夜までといったように、シフト勤務で働くことになるでしょう。

介護施設や行政機関勤務の場合は、朝から夕方までの勤務が多いです。

残業時間

1ヶ月の平均残業時間は、従業員数が10人以上の企業全体で6時間となっています。さほど残業が多くないことがわかります。

とくに歯科医院勤務の歯科衛生士の場合、診療時間に合わせて働くことがほとんどのため残業は少ない傾向にあります。時間給で働くパートやアルバイトは、自分のシフトが終わればそのまま退社できるでしょう。

ただし正社員の場合、診療時間が終わる間際にかけ込みの患者が来たり、急患が出たりするなど、突発的な対応でやむなく残業することもあります。

休日数

正社員やフルタイムとして働く場合、休日は週に2日間取得している歯科衛生士が多くいます。

歯科医院の休診日1日と、スタッフ同士交代で1日休みを取っているところが多いです。 休診日は日曜日としているところが多いですが、中には平日に設定しているところもあります。

ゴールデンウィークや年末年始は休診となっているところも少なくないため、まとまった連休も取れるでしょう。


転職回数・離職理由


歯科衛生士転職回数別の割合(令和2年調査)

「歯科衛生士の勤務実態調査報告書」(公益社団法人 日本歯科衛生士会)を基にディップ株式会社が作成

転職理由で最も多いのが結婚です。歯科衛生士は女性が多く働いている職種のため、結婚を機に転職をする人が少なくありません。

また経営者との人間関係や育児・出産を理由として、転職する人もいます。


歯科衛生士の求人倍率

令和元年度における歯科衛生士の求人倍率は3.68倍でした。

職種全体の有効求人倍率1.55倍と比べると高い求人倍率で、需要の高さがわかります。

歯科衛生士の数は不足しており、歯科医院の中には必要となる人数を確保できていないところもあるほどです。

高齢化社会にともなって、介護施設でも歯科衛生士の需要が増しています。そうした社会情勢を背景に、歯科衛生士は転職や復職が比較的容易にできると考えていいでしょう。


転職者の声

40代 女性 経験11年

口腔内をきれいにクリーニングして患者さんに喜んでもらえたときや、自分の技術で仕事が上手く出来たときなどにやりがいを感じますが、院長やスタッフと常に一緒なので、人間関係が大変だと感じます。


40代 女性 経験20年

予防が出来る分野である"口腔ケア"という仕事はとてもやりがいがあると思います。楽しさは人それぞれ、どういう思いで仕事をしているか、また、何を楽しみと思うかで十人十色かと思います。

医療は日進月歩ですから、病院の方針、院長の医療に対する考え方で診療方針が決まるので楽しさも違ってきます。ただ、どの病院にも言える大変さ、苦労は、院長対スタッフ、スタッフ対スタッフ、要するに仕事ではなく職場の人間関係です。これは歯科医院に限らず、どの職場でも同じではないでしょうか。


30代 女性 経験14年

歯科衛生士は就職先がたくさんあるため、転職に困った事はありません。
仕事としては、患者さんから完治された際には大変喜ばれる一方で、「痛い」などと悪いイメージを持たれている方が多く、うちとけるまでが大変だと感じます。


キャリアパターン

積極的にキャリアップを目指すことで、待遇の向上やスキルアップを目指せるでしょう。どのようなキャリアアップを目指せばいいのか、解説していきます。

資格を取得する

歯科衛生士免許を持っているだけでも仕事はできますが、関連する資格を取得することで、歯科衛生士としてのキャリアアップにつながるでしょう。

日本歯科審美学会歯科衛生認定士

日本歯科審美学会歯科衛生認定士は、審美歯科における歯科衛生士のプロとして認められる資格です。
歯科医療における審美歯科の役割は大きいことから、資格取得は転職活動でも役に立つはずです。

インプラント専門歯科衛生士

インプラント専門歯科衛生士は、日本口腔インプラント学会が認定している資格です。
資格を取ることで、インプラント治療に関する専門的な知識やスキルを持っていると証明されます。

近年はインプラント治療のニーズが増えているため、資格取得はキャリアアップに大いに役立つでしょう。

ホワイトニングコーディネーター

一般社団法人日本歯科審美学会が認定しているのがホワイトニングコーディネーターです。
資格取得によって、ホワイトニングに関する正しい知識を保有し、適切な処置を行えると証明されます。

ホワイトニングを希望する患者の中には、ホワイトニングコーディネーターの資格を持ったスタッフがいるかどうかを歯科医院選びの基準とすることが少なくありません。歯科医院の評判アップにもつながるはずです。


さらに条件や待遇・環境がよい職場へ転職する

現在の勤務先よりもさらに条件や待遇がよい職場への転職を検討することもキャリアアップの有効な手段です。

「何年も働いているのに給料がアップしない」「いつまで経っても責任のある仕事を任せてもらえない」など、今の勤務先に不満を抱えている人もいるのではないでしょうか。

歯科衛生士の求人数は多く、比較的簡単に転職先が見つかります。勤務先によって条件や待遇、仕事内容などは異なるため、自身がどんな業務・技術に強みを持ち、そのスキルを高めていきたいのかをしっかり考えることが大切です。そのうえで自分が理想とする環境の職場への転職も検討してみましょう。


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