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【テンプレートあり】看護師の職務経歴書の書き方を見本付きで解説!面接官に好印象を与えるためのポイントとは?

  • 履歴書・面接

目次

看護師として他の医療機関へ転職したい場合、職務経歴書を作成するケースがあります。職務経歴書には経歴や仕事での経験、習得したスキルなど記入しますが、書き方に迷っている方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事は、看護師の転職で使える職務経歴書のテンプレートを紹介しつつ、看護師の職務経歴書の書き方を見本付きで解説します。面接官の印象アップにつながるポイントも紹介するので、ぜひ参考にしてください。



【Excel+Word】職務経歴書のテンプレート&見本

職務経歴書も履歴書と同じく、テンプレートを使って作成するのが基本です。応募先から指定がなければどのようなテンプレートでも構いませんが、サイズはA4を選びましょう。

また、職務経歴書の内容は一から考えるより、見本の内容を自分用にアレンジしたほうがスムーズに書けます。
ただし、見本をそのまま使用し、提出しないようにご注意ください。

職務経歴書の見本、およびテンプレートは、以下のボタンからダウンロードしてご利用いただけます。




履歴書と職務経歴書の違いについて


履歴書と職務経歴書の違いについての写真

履歴書と職務経歴書はどちらも転職時に応募先に提出する応募書類ですが、目的や用途に違いがあります。

履歴書は、応募先の企業が応募者の氏名・現住所・経歴など、基本的なプロフィールを確認するための書類です。一方、職務経歴書は今までの仕事で培ってきた経験や転職後に活かせるスキルなど、より具体的で踏み込んだ内容のアピールを目的としています。

項目やフォーマットがほぼ定まっている履歴書に比べると、職務経歴書はフォーマットなどの自由度が高めです。その分、応募者の性格や個性が出やすいため、面接官が履歴書より職務経歴書を重視するケースもあります。

応募者の視点から考えると、自由度の高さは迷いを生む原因といえるでしょう。ですが、職務経歴書の内容を考えるときは経験やスキルをあらためて洗い出すので、これまでの自身のキャリアの振り返りとしても役立ちます。

また、履歴書に比べて詳しい情報を載せられるため、アピールしたい経験やスキルをしっかり伝えられることもメリットです。

履歴書は「自分は何者なのか」を、職務経歴書は「自分は何ができるのか」を伝える書類であると意識しておけば、書くべき内容も見えてくるでしょう。

看護師の履歴書の書き方については、以下の記事で詳しく解説しています。

看護師の履歴書の書き方とは?押さえておきたい基本マナーや注意点を解説!



看護師の職務経歴書の書き方のポイント


看護師の職務経歴書の書き方のポイントの写真

看護師の職務経歴書では、以下の5項目を押さえておきましょう。

  • 経歴
  • 業務内容
  • 実績・経験
  • 保有資格
  • 自己PR

各項目の書き方のポイントを解説するので、ぜひ参考にしてください。


経歴

経歴は履歴書にもある項目ですが、職務経歴書では「職務要約」と「職務経歴」に分けて記入するのが基本です。

「職務要約」では、その名のとおり自分が今まで携わってきた仕事を簡潔にまとめます。いわば「社会人として送ってきた人生のあらすじ」なので、あまり長々と細かく書く必要はありません。経歴によって異なりますが、100~150文字程度でまとめましょう

一方「職務経歴」では、自分が働いていた職場ごとに雇用形態や在職期間、業務内容などを記載します。職場名や部署名は略さず、正式名称で記入してください。スタッフの人数や病床数といった細かい情報も書くため、履歴書より具体的な経歴を伝えられます。なお、"職務"経歴なので、履歴書のように学歴まで書く必要はありません

経歴を応募先の面接官にわかりやすく伝えるには、下記の流れを意識しましょう。

  • どこで
  • 誰に対して
  • いつからいつまで
  • どのような仕事に就いて
  • どのような結果が生まれたのか

業務内容

業務内容には配属部署などの基本的な情報を記入しつつ、自分が携わっていた仕事を端的にまとめます。文章より箇条書きでまとめるほうがわかりやすいため、仕事をリストアップして個別に書きましょう。

時系列で記入することが大半ですが、幅広い仕事に携わっていた場合や転職回数が多い場合などでは、転職先と関連性が深いものから記入するのも効果的です。

特に注力していた業務については、どのようなことを担当したのかも細かく書いておけば、面接官が内容を把握しやすくなり印象アップにつながるでしょう。例えば、新人教育を担当していた場合、単に「新人教育」と記入するだけでは詳しい仕事内容が伝わりません。

そのため、下記のように仕事の種別や取り組んだ内容などを具体的に記入するのがおすすめです。

[ 記入例 ]

  • 新人看護師の教育プラン作成および現場での指導を担当
  • 新人研修の企画・スケジュール作成・運営業務を担当

実績・経験

実績・経験を記入するときは、職務経歴や業務内容と関連性を持たせること、どのような結果につながったかまで書くことが大切です。

例えば「チームリーダーを務めた経験を活かせる」とアピールしても、それを裏付ける要素や成長ポイントが書かれていないと信頼性に欠けてしまうでしょう。

また、できるだけ数値を示すことも重要です。数値は最もわかりやすく、なおかつ信頼性の高い指標なので、強力なアピールポイントとなります。下記のように根拠を提示しながら記入すれば、アピール内容が伝わりやすくなるでしょう。

看護師チームのリーダーに3年間従事。10名のメンバーとともに看護業務を遂行しながら、業務環境の改善や勉強会にも取り組んだ。


保有資格

保有資格は履歴書と同じく、取得年月の古いものから順番に正式名称で記入します。取得見込みなら「20××年××月 看護師免許取得見込み」と記入する点も同様です。

履歴書に書かれている内容と差異がある場合、面接官に疑問を持たれてしまう可能性もあるので、きちんと一致させましょう。


自己PR

履歴書にも自己PRの項目はありますが、職務経歴書では経験やスキルを細かく記入しているので、より効果的にアピールができます。職務経歴や実績・経験に基づいて自分の強みを見出し、転職後の業務に役立てられることを明確に伝えましょう

また、具体的なエピソードを盛り込むと説得力が増します。今まで働いてきた場面を思い返しながら、面接官の印象に残りそうなエピソードを見つけましょう。



添え状・封筒の書き方

転職を成功させるためには、添え状と封筒の書き方も重要になります。


添え状

「添え状(送付状)」とは、履歴書や職務経歴書を郵送するときに同封する書類です。提出を求められるわけではありませんが、応募書類と一緒に送ることが一般的なマナーとされています。

添え状があると、丁寧さや真剣さが伝わって良い印象を持たれる可能性もあるので、前もって不要と言われていない限りは同封することをおすすめします。

添え状には差出人や送付目的、同封書類の内訳を伝えられるメリットもあります。

パソコン・手書きのどちらで作成しても構いませんが、視認性や利便性などを考慮するとパソコンがおすすめです。以下の内容をA4サイズの用紙に記入しましょう。

  • 日付(応募書類を投函する日)
  • 宛名(部署宛は「御中」個人宛は「様」)
  • 自分の氏名・住所・電話番号・メールアドレス
  • 頭語(謹啓・拝啓など、前文の冒頭に入れる)
  • 本文(応募経緯・簡単な自己PR)
  • 結語(頭語が「謹啓」なら「敬白」、「拝啓」なら「敬具」)
  • 同封書類の内訳

添え状のテンプレートおよび見本は、以下のボタンからダウンロードし活用してください。



封筒

封筒の写真

応募書類だけでなく、封筒にも書き方やマナーがあります。封筒に記入すべき項目は下記のとおりです。

【表面】

  • 応募先の住所
  • 宛名(部署宛は「御中」個人宛は「様」)
  • 「履歴書在中」の表記(赤文字)

【裏面】

  • 自分の氏名・住所
  • 〆マーク

応募書類を入れる封筒は「白色」が基本です。茶封筒はマナー違反とされる可能性があるので、余っていても使用は避けましょう。

サイズはA4サイズの書類が入る「角形A4号(角A4)」か「角形2号(角2)」が適切です。応募書類をクリアファイルに入れておくと、折れや汚れを防げます。小さな封筒に応募書類を折って入れることもマナー違反になるため注意してください。



看護師が職務経歴書を書く際のマナーと注意点


看護師が職務経歴書を書く際のマナーと注意点の写真

職務経歴書の内容そのものに問題がなくても、基本的なマナーを守っていなかったり、読みやすさに欠けていたりすると応募先からの評価が下がってしまう可能性があります。ここでは職務経歴書を書くときのマナーと注意点について解説するので、しっかり押さえておきましょう。


提出が必須でなくても提出しよう

近年は企業立病院(注)が増えたり、医療コンサルタントなどが採用活動に参画したりする影響から職務経歴書が必須なケースが増加していますが、職務経歴書の提出を求められないこともあります。

しかし、採用の可能性を少しでも高めたいなら職務経歴書を作成しましょう

先述したように職務経歴書は「自分は何ができるのか」をまとめた書類であり、履歴書だけでは伝えきれない自分の特徴や強みを効果的にアピールできます。面接官も履歴書だけでなく職務経歴書があれば応募者の人物像をとらえやすくなるので、良い印象になるでしょう。

提出を求められていない場合でも作成・提出すれば、面接官に好印象を与えやすくなるでしょう。

(注)企業立病院とは、民間企業が運営する医療法人ではない病院のこと


基本は手書きではなくパソコンで作成

履歴書は手書きのほうが好印象といわれることも多いですが、職務経歴書に関してはパソコンで作成するのが一般的です。履歴書と比べて職務経歴書は情報量が多いうえ、フォーマットの自由度が高いので、手書きだと読みづらくなってしまうことが考えられます。

また、パソコンで作成すれば、事務スキルをアピールできるメリットもあります。報告書やマニュアルの作成などで看護師にも事務スキルを求められるケースがあるので、アピールできれば選考において有利になるでしょう。

文字サイズやフォントの調整はもちろん、レイアウトも適宜整えながら読みやすい職務経歴書に仕上げてください。この記事でも職務経歴書のテンプレートを公開しているので、ダウンロード・プリントアウトして活用してみましょう。


文章は簡潔に、読んでもらうことを意識しよう

職務経歴書は自己PRのための書類なので、内容を読んでもらえなければ意味がありません。アピールする姿勢は必要ですが、とにかく情報を詰め込むことだけ意識すると、採用担当者や面接官としてはあまり読む気になれない職務経歴書ができてしまいます。

読みやすい職務経歴書を作成するためには、A4サイズの用紙で1~2枚以内に収めること、箇条書きなど使いながらできるだけ簡潔にまとめることが大切です。また、職務要約や自己PRなど文章で書く項目は、一文を短めにすると読みやすくなるでしょう。


履歴書・面接との整合性を考えよう

職務経歴書を記入する際は、履歴書や面接との整合性を図ることも大切です。面接での回答内容と履歴書・職務経歴書に書いた内容に矛盾があると、面接官に「面接のために準備したのかな?」と思われ、マイナスの印象を持たれてしまうかもしれません。

特に職務経歴書はフォーマットの自由度が高いため、あくまで自分自身の言葉で嘘偽りなく記入することが鉄則です。



まとめ

看護師の職務経歴書を作成する場合、まずは履歴書との違いや書き方のポイントを押さえることが大切です。

職務経歴書の目的は「自分は何ができるのか」を伝えることなので、履歴書と同じ項目でも内容まで同じとは限りません。

また、職務経歴書はできるだけ簡潔にまとめ、履歴書や面接の内容と矛盾しないように作成すると、面接官に好印象を与えることにつながります。先述した目的を理解しておけば、書くべき内容も自ずと見えてくるので、面接官の立場も踏まえつつ読みやすい形にまとめましょう。


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