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介護士の副業はアリ?おすすめの副業と注意すべきポイントを解説

  • 仕事お役立ち情報

目次

介護士は、とてもやりがいのある仕事です。しかし収入面では、まだまだ十分であるとはいえません。国が処遇改善のための取り組みを進めていますが、平均給与は他の医療福祉職よりも低めの傾向が続いています。

そのような状況から、収入を増やすために副業を考えている介護士の方もいるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、介護士は副業ができるのかどうか、おすすめの副業や副業をする際の注意点について解説します。



介護士でも副業はできる?

本業である介護士の仕事をしながら、休日などの空いた時間に副業をすることは可能なのでしょうか。まずは介護士が副業可能なのかどうかについて確認しておきましょう。


就業規則で認められていればOK!

副業を始める前に確認しておきたいのが、働いている職場の就業規則です。副業を認める旨が記載されていれば、副業をしても特に問題はありません。職場によっては条件付きであれば認めるという場合や副業申請が必要な場合もありますので、きちんと確認しておきましょう。

禁止されている場合は、当然ながら副業はできません。「バレなければ大丈夫でしょ?」と思われる方ももしかしたらいるかもしれませんが、万が一職場に見つかったときに何らかのペナルティを受ける可能性もあります。


介護士の副業実態

厚生労働省がまとめた「副業・兼業に関する労働者調査結果」によると、介護士を含む医療福祉業界では、約1割が副業をしているという状況でした。

副業をしている理由としては「収入を増やしたいから」と回答した方が約6割と最多でした。次いで「一つの仕事だけでは収入が少なすぎて、生活自体ができないから」と回答した方が約4割で、副業をするかどうかは収入面が大きな影響を与えていると分かります。

参考:厚生労働省「副業・兼業に係る実態把握の内容等について」



介護士におすすめの副業6選

いざ副業を始めようと思っても、どんな仕事があるのか分からず悩んでしまう方もいるかもしれません。ここからは、介護士におすすめの副業をいくつかご紹介しましょう。


資格や経験が活かせる副業

介護士の方にまずおすすめしたい副業は、資格や経験を活かして働ける仕事です。未経験の仕事やまったく違う業種よりも働きやすいでしょう。


介護施設の夜勤バイト

24時間体制で介護を提供している介護施設では、夜勤バイトを募集していることがあります。拘束時間が長く心身の負担はありますが、夜勤手当がつくため効率よく収入を得られます。

ただし夜勤帯は職員数が少なく、求められるスキルは高いです。場合によっては、急変時の対応が必要なケースもあるかもしれません。働き始める前に、入居者の方の要介護度がどのくらいか、普段の夜勤の様子などを確認しておくと良いでしょう。

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訪問介護や介護施設の日勤バイト

訪問介護や訪問入浴など、日勤帯で働ける仕事もあります。特に訪問介護は、決められた訪問時間のみ働く登録ヘルパーとして働ける職場もあるので、すきま時間の活用に向いています。

訪問入浴は、1日のうちに数件の利用者宅を訪問し、入浴の援助を行う仕事です。基本的な流れは同じなので、慣れればどの事業所でもそれを応用して働けます。

デイサービスや入居施設などでも、短期のアルバイトやダブルワーク可の求人が出ていることがあるので、まずは条件に合う求人を探してみると良いでしょう。

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家事代行

料理や掃除などの家事を依頼者の代わりに行う家事代行の仕事も、介護の経験を生かせる仕事としておすすめです。

依頼者と働く人をマッチングするプラットフォームなどに登録しておき、依頼があれば対応します。利用するプラットフォームなどによっては、事前にスケジュールを公開しておき、それに合わせて予約してもらうことも可能です。

介護士は普段から日常生活の援助を行っていること、訪問介護などでは利用者の方の自宅で家事を手伝うことから、抵抗なく働けるでしょう。ただし依頼がなければ収入にはなりませんので、その点は注意が必要です。

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すきま時間を活用できる副業

「休日はプライベートの予定を優先させたい」「すきま時間で働ける副業がしたい」という方や、「せっかく副業をするなら介護以外の仕事がしたい」という方には、空いた時間を活用できる副業がおすすめです。事前に登録などが必要な場合があるので、確認してから始めましょう。


デリバリーサービス

デリバリーサービスは、アプリやWebから注文された飲食物をお店に取りに行き、それをお客様のもとへ届ける仕事です。近年利用が広まっており、さまざまな企業がサービスを提供しています。

事前にスタッフとして登録しておき、注文に対応した分だけ報酬をもらえます。ただし、自分が対応できる時間に必ずしも注文が入るわけではありません。待機していたけど思っていたより稼げなかった、ということも起こり得るので、確実に稼ぎたいという方にはあまり向かないかもしれません。

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飲食店やコンビニ

飲食店やコンビニのバイトも、介護士の方におすすめです。業種は変わりますが、介護の仕事で培ったコミュニケーション能力や臨機応変な対応力を十分に生かせます。

また夕方や夜間、早朝などのシフトがあるので、スケジュールが不規則な介護士の方でも時間を合わせやすいというメリットもあります。

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ライターやブロガー

雑誌やWebなどで記事を書くライターや、自分でブログを立ち上げて広告収入などを得るブロガーとして収入を得ている方もいます。自宅で空いている時間に作業ができるので、副業におすすめです。

介護の経験を活かした専門家目線のコラムや、趣味や興味関心のある分野に関する記事など、文章を書くのが好きな方なら意欲的に働くことができるでしょう。

ライターは記事を書いて納品すれば報酬が得られますが、ブロガーは収入が発生するようになるまで時間がかかります。結果が出るまでコツコツと作業ができる方に向いている仕事といえます。

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副業をする上での注意点

副業を始めるにあたって、いくつか注意しておきたいポイントがあります。確認せずに副業を始めるとトラブルが発生する恐れもあるので、以下の点は必ずチェックしてください。


副業OKかを確認する

まずは現在働いている職場の就業規則を確認しましょう。副業OKであれば、特に問題はありません。職場への届出など、事前に何らかの手続きが必要であればきちんと対応しておくことが重要です。

副業NGの場合は、もちろん本業以外の仕事はできません。副業NGの職場で副業しているとが知られたときには解雇などのペナルティが発生するかもしれません。

どうしても副業がしたいのであれば、副業OKの職場への転職を検討しても良いでしょう。


労働基準法に違反しないようにする

労働基準法は、雇用されている労働者の労働時間や休日などについてルールを定めるものです。企業と雇用契約を結んで副業をする場合、労働基準法上のルールに違反していないかを確認する必要があります。

労働基準法では、労働時間は1日8時間、週40時間となっています。これを超える時間外労働は月100時間未満、複数月の平均80時間未満という制限があります。副業をする場合、本業と副業を合わせた労働時間がこれを超えないようにしなくてはなりません。

1日8時間の法定労働時間を超えた場合、後から働き始めた副業側で時間外労働をカウントし、割増賃金を支払う必要が出てきます。アルバイトやパートなど雇用契約を結んで働く場合は、労働時間等の条件を確認しておきましょう。

なお、企業と雇用契約を結ばないフリーランスや個人事業主は、労働基準法の適用外となります。

参考:厚生労働省「副業・兼業の促進に関するガイドライン」


確定申告をする

確定申告は、適切な額の税金を納めるために1年間の収入を国に申告するものです。通常、企業などに雇用されて働いている方は、月々の納税や年末調整が行われているため、確定申告の必要はありません。

ただし雇用されている方であっても副業をしている場合、本業以外の収入額が20万円を超えたら確定申告をする必要があります。副業先が複数ある場合、すべての収入を合計した額が20万円超であれば確定申告の対象です。

パートやアルバイトなど、雇用されて働いている方は収入の全額がその対象となります。フリーランスや個人事業主の方は、売上から必要経費を除いた額を収入として計算します。

「手続きなんて面倒」「バレなければ税金納めなくても良いのでは」と思われる方も、もしかしたらいるかもしれません。しかし万が一、税務署から申告漏れを指摘されてしまったら、延滞税を支払う必要があります。収入額をきちんと把握し、定められた期間に確定申告を行うようにしましょう。

確定申告を行う際、住民税の支払い方法を選択できます。通常、雇用されている方であれば毎月の給与から天引きされる形(特別徴収)になっているケースがほとんどです。しかし、税金額から副業が職場に知られてしまうかもしれません。それを避けたい方は、「自分で納付(普通徴収)」を選択した方が無難です。

参考:国税庁「副収入などがある方の確定申告」/「確定申告を忘れたとき」/「住民税に関する事項を記入する」


必要に応じて社会保険に加入する

企業などに雇用されて働く場合、本業か副業かを問わず、条件を満たせば社会保険に加入しなくてはなりません。パートやアルバイトなど短時間で働く場合、以下が社会保険加入の条件となります。

  • 週の所定労働時間が20時間以上あること
  • 雇用期間が1年以上見込まれること
  • 賃金の月額が8.8万円以上であること
  • 学生でないこと
  • 特定適用事業所または任意特定適用事業所に勤めていること(国、地方公共団体に属する全ての適用事業所を含む)

※特定適用事業所...事業主が同一である一または二以上の適用事業所の被保険者(短時間労働者を除く)の総数が常時500人を超える適用事業所
※任意特定適用事業所...厚生年金保険の被保険者数500人以下の企業に属する適用事業所で、「短時間労働者」が社会保険に加入することについての労使合意を行った事業所

上記の条件は令和4年以降に改正され、対象となる方が拡大する予定です。現在は対象とならなくても、改正によって対象となる場合があるので確認してください。

本業の就業先だけでなく副業先でも社会保険に加入することになったら、被保険者である本人が「健康保険・厚生年金保険 所属選択・二以上事業所勤務届」を年金事務所へ提出します。主とする事業所を自分で選択し、その事業所を管轄する年金事務所で手続きを行いましょう。

手続きに関して、詳しくは以下のページからご確認ください。
日本年金機構「複数の事業所に雇用されるようになったときの手続き」

参考:日本年金機構「適用事業所と被保険者」/「令和4年10月からの短時間労働者に対する健康保険・厚生年金保険の適用の拡大」


本業に支障を来たさないようにする

副業に力を入れすぎて、体調を崩したりスケジュール管理がおろそかになったりなど、本業の職場に迷惑をかけないようにしましょう。体調不良で仕事を休むような事態になると、かえって収入が落ちてしまう事態にもなりかねません。

副業が認められていたとしても、本業に支障をきたすと上司や同僚からあまり良い顔はされないでしょう。周囲の信頼を得るためにも、体調管理やスケジュール管理はきちんとしておくことが大切です。



まとめ

空いている時間を使って効率よく副業をすれば、毎月の収入を増やせます。介護系の副業であれば、複数の施設を見ることで経験や知見を深める機会にもなります。副業は収入だけでなく、介護士の経験としてもプラスになるでしょう。

副業をするときは、就業規則や労働基準法などを必ず確認してください。そのうえで体調を崩さないよう、無理のない範囲で働くことを心掛けましょう。

バイトルPROでは、パートやアルバイトなど副業にぴったりな求人も多数掲載しています。また、副業OKの職場も探せます。副業を検討している方は、一度チェックしてみてくださいね。



ライター 小松亜矢子
地域看護に関心のあるライター。看護師の資格を持ち、地域でコミュニティナースとして活動中。

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