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美容師はネイルをしても大丈夫?最近の傾向と注意するポイント

  • 仕事お役立ち情報

目次

ネイルをしている美容師は、あまりいませんでしたが、近年では事情が変わってきています。今回は、美容師のネイルについて、許容されはじめた理由や、ネイルをするメリットを紹介していきます。


美容師のネイル事情


美容師のネイル事情の写真

過去には、美容師がネイルをすることに対し、問題視された時代もありましたが、近年では推奨されているケースもあるようです。ここでは、美容師のネイル事情の変化についてその理由を紹介します。

美容師のネイルがNGだった理由

かつて、美容師のネイルがよく思われていなかった理由は、今のネイルとの材質の違いがありました。昔は、ネイルカラーといえば、マニキュアのみでした。マニキュアは液状のカラー剤で、アクリルやニトロセルロースと呼ばれる樹脂がベースのため、乾かすだけで手軽に使えるというメリットがある半面、落ちやすいといったデメリットがあります。

美容師は、指先を多く使う仕事です。洗浄液やパーマ剤、カラー剤などがマニキュアを溶かしてしまったり、ハサミやクシなどを使っているうちに、剥がれ落ちたりする可能性があります。お客さまの髪や、肌にマニキュアが付着してしまうようなことは、絶対に避けなければなりません。

ジェルネイルの登場で変化

ジェルネイルが登場したことで、美容師のネイル事情は大きく変わりました。

ジェルネイルもマニキュアと同じく樹脂でできていますが、光を吸収すると硬化する性質があります。ジェルネイルは、大きく分けると「ソフトジェル」「ハードジェル」の2種類です。ソフトジェルは、自動車の塗装や接着剤に使われているウレタン樹脂、ハードジェルはプラスチック状のアクリル樹脂で、いずれも簡単には落ちません。

ジェルネイルを剥がす際には、硬化したジェルを削り落とし、専用のリムーバーを使います。そのためジェルネイルであれば、施術中の色移りや剥落がなく、美容師がネイルをしていても、お客さまに影響を与える心配がありません。


美容師は爪の悩みが多い


美容師は爪の悩みが多いの写真

美容師にとって、手は最大の商売道具です。それだけに、爪の悩みも多くなります。

手や指を酷使する作業が多い

美容室の施術には、カットやパーマ、カラー、ヘッドマッサージなどがあります。いずれも、お客さまを美しくするためのサービスですが、美容師の手や指には大きな負担がかかりがちです。指先を常に動かしているため、衝撃を受けることも多く、乾燥しやすくなります。タオルやケープなどの布製品を頻繁に扱うことから、繊維による引っかかりも少なくありません。

「ハサミを操る」「パーマのロットを巻く」「指先に力を入れ、濡れた状態でマッサージを行なう」など、一般的な仕事と比較しても、手や指を酷使する作業が圧倒的に多くなります。休む暇もなく、忙しくしている状態では、仕事中に手や指のケアもできません。

薬剤やシャンプーによるダメージ

美容師の手をより乾燥させるのが、毎日のシャンプーです。また、パーマやカラー、ブリーチなどの薬剤も多く扱っています。美容師のなかには、爪先が割れたり二枚爪になったり、筋が入り、ぼこぼこと波打っていたりする人もいます。カラー剤が沈着して、爪自体が黒ずんでしまうケースもあります。また、爪のまわりの甘皮が荒れて傷んでいることも珍しくありません。

職業柄仕方ないこととはいえ、指先を美しく健康的に保つのは至難の業といえそうです。


美容師がネイルをするメリット

近年の美容室では、トータルビューティーサロンとして、ネイルサロンやエステサロンを併設しているところもあります。そうした美容室では、美容師に対してネイルを推奨する傾向があります。美容師がネイルをするメリットを紹介します。

爪の保護

ネイルによって爪を保護することで、表面を滑らかに整えることができ、安全性も向上します。引っかかりにより、さらにダメージを受けるのを防止できます。先述のように、美容師は爪を傷める機会の多い職業です。荒れた状態で放置しておくと、薬剤がしみたり、カラー剤が入り込みやすくなったりします。また、ささくれ立った爪の先で、お客さまにケガをさせる可能性もあるため、爪の保護は大切です。

ネイルサロンの広告

ネイルサロンが併設されている場合には、美容師のネイルが広告の役割を果たします。美容師がしているネイルデザインを気に入った場合は、自然な会話の流れで、併設のネイルサロンの案内ができるでしょう。ヘアケアのついでにネイルをしたくなるお客さまが増えるかもしれません。オシャレに敏感な人が多い美容師の指先は、特に魅力的に感じるでしょう。

おしゃれ度アップ・みだしなみ

ガサガサに乾いて、ひび割れた爪では、いくらおしゃれなファッションをしていてもイメージがダウンします。美を生み出す美容師だからこそ、指先まで気を配りたいものです。ナチュラルなネイルであれば、身だしなみの一部としての効果があります。服装に合わせたカラーであれば、美容師としてのセンスを演出できるでしょう。
きれいに整えられた爪が、こだわりのファッションを一層引き立てます。


美容師がネイルをするときの注意点

美容師のネイルが珍しくなくなってきたといっても、やはり目立ちすぎるのは賢明ではありません。美容師がネイルをするときに、気を付けておきたい点を確認します。

清潔感

お客さまに直接触れる職業のため、絶対に外せないのが清潔感です。いくらトレンドだとしても、人に不快感を与えるようなカラーは避けなければなりません。接客業を意識して、清潔感を与えられる色味をチョイスします。同時に、爪のまわりのケアにも配慮が必要です。

店とのマッチング

美容師は、比較的ファッションの自由度が高く、制約があまりありません。ただ、お店にはそれぞれにコンセプトがあります。ネイルをする際は、お店の雰囲気に合うデザインやカラーを選びましょう。例えば、年齢層が高いお客さまが主流のお店では、奇抜なデザインのネイルは合わないでしょう。ナチュラル系の雰囲気のお店であれば、ネイルカラーも優しい色合いがマッチします。

美容師の指先は、お客さまの顔回りにあることが多いため、本人が考える以上に目立っている点への配慮が大切です。

接客・技術への影響

ネイルが許されている店でも、接客や施術に影響があるようなデザインは当然避けるべきです。お客さまへの安全確保はもちろん、施術の邪魔にならないようにしなければなりません。爪は短いのが原則で、ラメやラインストーンなど光る素材も避けた方が無難です。たとえ、シャンプーをしなくても良い立場でも、長い爪はお客さまに恐怖心を与える可能性があることに注意しましょう。

耐久性

冒頭でも説明したように、一般的なマニキュアは落ちやすく、欠かけやすいため美容師には向きません。ネイルをする際には、デザインも含めて耐久性には十分に注意します。ジェルネイルでもハード系の方が、耐久性が高いです。爪の保護という観点でも、頻繁に落とさない方がよいでしょう。ネイルを選ぶときには、材質にも目を向けて美容師として最適な判断をしていく必要があります。


まとめ

美容師のネイルについて以前は、厳しい視線が向けられていましたが、ネイルの進化によって事情が変わってきています。近年は、ネイルをするメリットも大きいことから、美容室によってはファッションや身だしなみの一つと考えられています。ただ、美容師はお客さまに直接触れたり、近距離になったりする職業のため、ネイルをするときには、そうした点に十分配慮し、お客さまに不快感や不安を与えないようにしましょう。


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