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看護師の仕事って大変?やりがいやつらさなどの実情を紹介!

  • 業界・資格ノウハウ

目次

看護師の仕事はやりがいがあるものの、その忙しさや責任の重さから「大変」「辛そう」といったイメージがあるのではないでしょうか?

看護師の仕事自体が忙しいのはもちろんなのですが、実はそれ以外にも看護師が「大変」だと感じる部分はいくつかあります。そこで今回は、看護師として働くうえでの大変な部分を筆者の実体験を交えながら詳しく紹介します!

それだけでなく、大変さの先に得られるやりがいや「看護師で良かった!」と思えたシーンなども合わせて紹介するので、看護師の仕事が気になる人はぜひ参考にしてみてください。

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看護師が「大変」と感じる場面って?

看護師が仕事をすすめる上で、「大変」と感じる場面は多くあります。その内容は業務量だけでなく体力的な問題から人間関係まで多岐にわたりますが、現役看護師たちは実際どのような部分に大変さを感じるのでしょうか?代表的なものを4つご紹介します。


勉強量が多い

看護師が大変な理由として多く挙げられるのが、「業務量や業務に関係する勉強量の多さ」です。というのも医療は日々進歩しているので、患者さんに安楽なケアを提供するために常に新しい治療法やケア方法などを勉強する必要があります。

ルーティーンの業務だけでなく時間外に勉強会へ参加したり自己学習をしたりする必要があり、その部分に大変さを感じる看護師は多いようです。

また長年看護師として働いている方も、異動や転職などで違う領域に進んだ際には1から勉強をしなおす必要があります。一言で"看護師"といっても領域によってケア内容なども全く異なるので、慣れるまでは非常に大変です。

看護師の勉強についてはこちらの記事も参考にしてみてください。
新人看護師はいつ勉強すればいい?大変な1年目を乗り越えるための時間の使い方を紹介!


責任が重い

看護師は時に、患者さんの命に関わるような重大な処置をすることも。そのためどのような些細なことでもミスが許されず、自分では気づいていなくても常に緊張状態にあります。

万が一ミスをしてしまうとインシデント報告(注)などをしなければならないため、そのことも含めて大きなプレッシャーを感じながら仕事をしなければなりません。

本来インシデント報告書は二度と同じミスが起こらないように提出するものなのですが、提出した看護師が同僚や上司から叱責されることも少なくありません。

(注)インシデントとは、事故につながりかねない医療行為を未然に防げた場合などに事前に気付いて対処できた事例などのことを指します。二度と同じような間違いが起きないようにその時に提出されるのが、インシデント報告です。


夜勤などによる不規則な生活

入院患者がいる病院や24時間体制での看護が必要な施設の看護師につきものなのが、「夜勤」夜勤は日勤に比べると人員が減るため、1人1人に対する業務量や責任が大きくなります。

特に二交替の夜勤は拘束時間が長いためその分休憩時間も多く設定されていますが、院内の状況によっては休憩をしっかりとることができない場合もあります。そのような働き方に不安を感じている看護師は多く、次第に「若い時はいいけどずっとこの働き方は辛い」と思うようになるかもしれません。

勤務時間自体も通常であれば寝ている時間なので生活が不規則になり、少しずつ疲労感が蓄積していきます。


人間関係

職場の人間関係に悩む看護師は多いです。同僚看護師との人間関係だけでなく、患者とのコミュニケーションに悩むという声もあります。ではどのようなシチュエーションで人間関係に悩むのでしょうか。

同僚看護師や上司との人間関係

1つ目に挙げられるのが、同僚看護師や上司との人間関係です。新人であれば誰しもが経験すると言われているのが、先輩看護師からの理不尽な嫌味や暴言。時には話しかけているにも関わらず無視されることもあり、辛い思いをする人もいます。

上司に相談するものの"上司に目につかない場所"でそのような対応をされるのでいつまでも環境が改善されず、退職を余儀なくされることもあるのです。これは女性が多い職場でよくあるケースだと言われており、看護師の転職理由の1つになっています。

患者さんとの人間関係

そして2つ目は、患者さんとの人間関係です。いくら丁寧に看護ケアを行ったとしても相性の問題などもあり、患者さんから暴言を吐かれたり理不尽な態度を取られたりすることがあります。

入れ替わりの多い病棟などではいずれ退院することが分かっているため割り切れることもありますが、連日きつい態度で当たられることで徐々に精神がすり減ってしまいます。

患者さんの体調が悪く辛いことは心の中で分かっていますが、看護師も人間なのでその部分が大きなストレスになる場合も多いようです。

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これがあるから頑張れる!看護師のやりがいって?

これまで説明したように、看護師の業務は非常に大変です。勉強量も多く、人間関係の悩みもあり、心身ともに辛さを感じることも。

しかしそれでも看護師という仕事を続けられるのは、何ものにも代えがたい「やりがい」があるからなのです。ここでは筆者が看護師として働く上でも感じたやりがいについて、詳しく紹介します!


人の役にたっている実感が得られる

看護師は、病や怪我を抱えた患者さんが病院などで穏やかに過ごせるようサポートをします。医師のように直接的な診断や治療をすることはできませんが、患者さんの1番近くで支えることができるのも看護師の魅力の1つです。

自分が担当していた患者さんの症状が日に日に良くなっていき元気になっていく様子が見られた時は、喜びもひとしお。看護を通じて直接的に人の役にたっている実感が得られ、そのような時に看護師としてのやりがいを感じます。

またどんなに辛いことがあっても患者さんの笑顔が見られた時や「ありがとう」と言われた時には、「これからも頑張ろう」という気持ちが湧いてきます。


専門的な知識が身につく

看護師の勉強量が多いことは先程お伝えしましたが、その分看護の専門的な知識や医療に関する最新の知識を身につけることができます。頑張って勉強したことが実際に現場で役に立った時は、大きなやりがいを感じます。

もし実際に勉強したことを使わない場合も一度勉強したことは自分の中に知識として蓄積されるので、自信に繋がるところも大きなポイントです。


チームプレーが身につく

病院や施設では医師やリハビリスタッフなどの様々な職種の人たちが連携し、患者さんに対する治療やケアが行われています。そのような「チーム医療」の中でスタッフたちは皆、患者さんの回復という共通の目標に向かって奮闘しています。

チームの一員として看護師の自分は何ができるのかを考えるうちに知識やスキルが向上するだけでなく、チームでの関わり方を考えながら動けるようになり、人間的にも成長できます。

また「1人では達成できないこともチームなら達成できる」ということを実感できるところも、看護師の大きなやりがいに繋がります。

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看護師を続けるメリット

看護師が大変と言われている仕事を続けられているのは、やりがい以外にもメリットがあるからなのです。


就職や転職がしやすい

厚生労働省のデータによると看護師の有効求人倍率は非常に高く、ここ数年2.5倍前後を推移しています。これは求職者ひとりに対して、2.5件の求人があるということですから、引く手あまたな状況と言えます。

そのため希望する職場によって差はあるものの、比較的スムーズに就職・転職先を見つけることができ、転職活動期間も長引かない傾向にあります。

看護師免許は国家資格なので、1度取得すれば生涯その資格を活かすことができます。看護師免許があれば何歳になっても安定して働き続けられるところは、看護師のメリットの1つです。

体力的に夜勤が辛くなってきたり、職場の人間関係がうまくいかなかったりする場合も看護師が働ける場所は幅広いので、ぜひ自分に合った働き方を見つけてみてください。

参考:厚生労働省「看護職員の現状と推移」


給料が安定している

看護師は若いうちから給与水準が高く、月数回の夜勤をこなすことで一般女性の平均給与を大きく上回ります。大きな病院などであれば福利厚生も充実しており、女性が多い職場ということもあって産休や育休が取りやすい場合が多いです。

看護師を長く続けて役職などが付けばさらに給料が上がるので、やる気の向上にも繋がります。とはいえ職場によってはなかなか給料が上がらないこともあるので、現在の待遇に不満がある場合は転職によるキャリアアップも視野に入れるのも1つの手です。

看護師の給料に関してはこちらの記事でも詳しく解説しています。
看護師の年収は高い?平均年収と月給・ボーナス・手当の内訳を解説!

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まとめ

本記事では看護師の大変さややりがいについて筆者の実体験を交えながら詳しく紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

看護師が大変な職業であることは確かですが、その分大きなやりがいや達成感もあります。看護師というと病棟でバリバリ働いているイメージがあるかと思いますが、実は看護師が働ける場所や看護師資格を活かせる職業はたくさんあるのです。

看護師を続けることに悩んでいる人やこれから看護師を目指す人は一度立ち止まって、視野を広げた上で自分に合った働き方を見つけてみてください。


ライター kyoko.

病棟を経験後、訪問分野に足を踏み入れた30代看護師。大学卒業後、4年制の看護大学に編入。中国・上海への留学経験を活かし「語学×看護師」の可能性を模索中。


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