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看護師が今の職場を辞めたい理由とは?退職理由をランキングごとに解説

  • 業界・資格ノウハウ

目次


看護師は、患者さんの命を預かる責任とやりがいある仕事です。

一方で、ハードな業務や環境の変化により退職を考える方も少なくありません。職場の環境や人間関係に悩む方も多いのではないでしょうか。

この記事では、看護師が仕事を辞めたいと考える理由と転職に失敗しない4つのポイントについて解説します。


看護師が仕事を辞めたい理由ランキング!

仕事を辞めたい理由は人によってさまざまです。「自分以外の看護師はどんな理由で辞めたいと考えているの?」などと一度は気になったことがないでしょうか。

就業中の看護師の"仕事を辞めたい理由のランキング"は以下の通りです。


看護師が仕事を辞めたい理由ランキングの写真

就業中の看護師が辞めたい理由の上位は、1位「看護職の他の職場への興味」、2位「転居」、3位「子育て」、4位「勤務時間が長い・超過勤務が多い」という結果でした。

労働環境や人間関係にまつわる理由もあるものの、主にスキルアップ・キャリアアップ、ライフステージの変化により看護師を辞めたいと考える方が多いことが分かります。

次に年齢別で見た上位3位は以下の通りです。


年代別_看護師が仕事を辞めたい理由ランキングの写真

年齢別で辞めたい理由を見ると、54歳までのすべての年代で「看護職の他の職場への興味」が1位に挙げられました。

24歳以下の2位の理由は、「自分の適性・能力への不安」です。看護師として働き始め、理想と現実のギャップに悩んでしまう方も多いのかもしれません。

25歳から44歳までは、転居や子育てといったライフステージの変化が上位に挙がり、年代別で辞めたい理由に差があります。

参考:公益社団法人日本看護協会「2020(令和2)年度ナースセンター登録データに基づく看護職の求職・求人就職に関する分析報告書」


看護師の"職場を辞めたい理由"を詳しく解説!

ここからは上位にあがった「今の職場を辞めたい理由」をカテゴリ別に紹介します。


看護職の他の職場への興味

看護師が辞めたい理由として最も多く挙げられた「看護職の他の職場への興味」

ライフスタイルの変化やキャリアプランによって、「夜勤のない職場で働きたい」「スキルアップを目指したい」など、現職が最善ではないと考える人が多いのかもしれません。

看護師という同じ職業でも、職場によって仕事内容も働く環境も異なります。看護師の友人から職場や仕事の話を聞いて、転職したいと考えた方も多いのではないでしょうか。

看護師という仕事に魅力を感じている方が、職場への不満、今後のキャリアプランに向けて、といったさまざまな理由から、他の職場へ興味を持つようです。

別の診療科や病院以外で働きたいと考えている方は、以下の記事を参考にご自身にあった職場を検討してみてください。

関連記事

看護師の勤務先の種類を解説!病院・クリニック以外でも活躍できる看護師の働き方
看護師には何科が人気?タイプ別に向いている診療科目をご紹介!
看護師は病院以外でも働ける?看護師資格が活かせる仕事をご紹介!

ライフステージの変化

「看護職の他の職場への興味」に次いで、結婚・子育てといった「ライフステージの変化」が辞めたい理由として多く挙げられました。看護師は女性の割合が高く、結婚や出産などをきっかけに働き方が大きく変化します。

特に、看護師の就業先の多くは夜勤がある病院で2交代制や3交代制といった変則的なシフトの働き方がほとんどです。そのため、出産をきっかけに時短勤務ができる環境を探したり、日勤帯のみで働ける職場を選んだりする看護師も多いのではないでしょうか。

看護師は国家資格であるため、転居をしても看護師としてその土地で働き続けられるのが大きなメリットです。また、病院に限らずさまざまな就業先があり、フレキシブルな条件で働けるのもメリットと言えるでしょう。

結婚や育児などで医療の現場から離れてブランクがあり、パートとして復帰を考えている方は、以下の記事も併せてご覧ください。
パート看護師の時給はどのくらい?平均時給と収入アップの方法を紹介


超過勤務・給与、待遇への不満

看護師という仕事にやりがいは感じているものの、申し送りで発生する残業や研修で拘束時間が長いと感じたり、日々の業務量に対して給与が見合っていないと感じたりなど、勤務時間や待遇へ不満を持つ方も多いのではないでしょうか。

多忙で休憩時間も満足にとれないまま働き続けると、心身の負担となり体調を崩しかねません。きついと感じたら、無理をせず体調を崩す前に転職を視野に入れるのもいいかもしれません。

また、病棟看護師は、他の看護師とのシフトの兼ね合いで、長期連休をとることが難しいです。そのことから、月によっては休みが少ないと感じるのではないでしょうか。

しかし、「看護師=休みが取れない」というわけではなく、休みが取りやすい職場もあります。休みが比較的多い職場については以下の記事で詳しく紹介しているのでご覧ください。
看護師は休みが少ない?平均休日数や休みが多い施設について解説

近年では新型コロナウイルス感染症の影響により、給与や待遇に変化を感じている看護師も多いでしょう。ナースではたらこの調査では、新型コロナ感染拡大前と比べて、約4割の看護師のボーナスが減っていることが分かりました。

日々危険と隣り合わせの環境で働いているため、給与や待遇が見合わないと感じるのは当然かもしれません。

参考:ディップの看護師転職サービスナースではたらこ「新型コロナの影響は?2020年ボーナス大調査!」


自分の適正・能力への不安

看護師は、患者の命に関わるような重大な処置をすることも多く、どのような些細なことでもミスは許されません。そのような状況がプレッシャーとなり、ストレスに感じ「自分には向いていない」と感じることもあります。

仕事を辞めたい理由ランキングで、24歳以下は「自分の適正・能力への不安」が2位となっており、経験が浅い看護師は自分の適正・能力に不安を抱く傾向があります。経験を積んでいても、自分の能力に自信が持てない看護師もいるのではないでしょうか。

「自分には向いていないかも」と感じていたら、自分に合った職場を探してみることも一つの手です。病院やクリニック、訪問看護ステーション、介護施設など、看護師には多くの働く場所があります。

自分の性格を見つめなおし、適性に合った職場を探してみてはいかがでしょうか。


人間関係

職場の人間関係に悩んでいる看護師は多いのではないでしょうか。医療の現場では、看護師や他の医療スタッフとのチームワークが大切です。上手く連携がとれず、上司から高圧的な態度をとられたり、小言を言われたりすると、いくら仕事にやりがいを感じていてもストレスを感じてしまいますよね。

人間関係に悩んでいる人は、まずは自分とは価値観が違うことを理解しましょう。仕事上だけでの関係と割り切り、必要以上に関わらないと決めておくと気持ちが楽になるかもしれません。

それでも、今の環境が堪えられないという場合は、人間関係を一新するために転職を検討してみてください。


夜勤の負担

入院患者がいる病院では、24時間365日、患者の経過観察を行うため、夜勤を行っている病院がほとんどです。夜勤は、日勤よりも勤務者数が少ないため、何かあったときの負担や責任は大きいといえます。また、ライフステージの変化に伴い、夜勤ができなくなった看護師も少なくないのではないでしょうか。

日本看護協会が「夜勤の健康、生活に及ぼす影響」を調査した結果、月の夜勤時間数が72時間を超えると、情動的ストレスが高まるとともに、起床時に疲労感が高くなることが分かりました。日本では夜勤時間数72時間以内が実質の規則として定められていますが、無理な夜勤帯の勤務は体調を崩してしまいます。

しかし、夜勤を行わないと給与が下がってしまう‥と心配している方もいるのではないでしょうか。実は、夜勤以外でも給与を増やすことが可能です。その方法は、こちらの記事で紹介しているので、是非ご覧ください。

看護師で年収1000万円を得ることはできる?年収アップのためのポイントを解説

参考:公益社団法人日本看護協会「看護職員の夜勤負担に係る調査研究」


自分の健康

看護師はほとんどが立ち仕事であり、時には力仕事もあるため体力が必要です。年齢を重ねるうちに、体力の衰えを感じたり、力仕事で腰痛などの症状が起きたりと、体に支障をきたしている方もいるかもしれません。

さらに、夜勤や残業などの過労により健康状態に支障をきたす方も少なくないのではないでしょうか。

体の痛みや疲れを放っておくと事態が深刻化する場合もあるため、無理はせず自分の健康を第一に考えましょう。


転職に失敗しないために考える4つのポイント

これまで看護師の辞めたい理由について紹介をしていきました。辞めたい理由は人によってさまざまですが、せっかく転職をするのであれば失敗せず理想の職場で働きたいですよね。

転職に失敗しないためには、以下のポイントを押さえておきましょう。

転職に失敗しないために考える4つのポイント

  • 辞めるべきか落ち着いて考える
  • 看護観、キャリアプランについて考える
  • 求人情報を確認する
  • 職場に早めに伝える

辞めるべきか落ち着いて考える

まず、「現状がとにかく嫌だから仕事を辞める」のではなく、一度落ち着いて本当に今の職場を辞めるべきかどうか考えてみましょう。

例えば、希望の診療科で働けないからと突発的に別の職場に転職をしても、すぐに希望の診療科にいけず、転職前と同じ診療科で働くことになるケースもあります。辞めたい気持ちが先行してしまうと、"隣の芝生は青い"とも言うように、周りの職場が良く見えがちです。
辞めたい理由を明確にし、本当に今が辞めるべきタイミングなのかを判断しましょう。


看護観、キャリアプランについて考える

仕事を辞めたいと思ったとき、今後のキャリアプランを立てて考えてみることが大切です。

自分が仕事をする中で、やりがいと感じることは何か、看護師としてどのようなキャリアを積んでいきたいかを考えてみましょう。それらを一つずつ明確にすると、自分に合う職場を見つける基準ができ、転職の失敗を防ぐことができます。

考えたことを軸に転職活動を行えば、採用担当者へ一貫性のある志望動機を伝えることもできます。


求人情報を確認する

キャリアプランが定まったら、希望エリア周辺の求人の情報を確認しましょう。求人情報を見る際は、給料や勤務形態だけではなく、仕事内容や福利厚生など隅々までチェックしましょう。

職場の公式サイトでは看護部の紹介、看護部長の挨拶の箇所で、看護観や理念・概念が書かれているケースが多いです。情報収集を行い、現状の課題が解消されるか、メリット・デメリットは何か、などの洗い出しをしましょう。

バイトルPROでも多数の求人情報を掲載しているので、是非お役立てください。


職場に早めに伝える

既に退職をすることが決まっている場合は、早めに今の職場へ退職する意向を伝えましょう。せっかく転職先が決まっていても、ギリギリに伝えると「人手不足などで退職が長引き転職ができなかった」という事態に繋がりかねません。

退職の意思表示のタイミングは、「退職日の1〜3か月前」が一般的です。ただし、職場によって異なるため、所属先の就業規則を必ず確認し、定められた期間までに直属の看護師長、部長に退職の意思を伝えましょう。

円滑に退職理由を伝える方法を知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
看護師の退職理由の上手な伝え方とは?退職時・面接時に使える例文付きで紹介!


まとめ

この記事では、看護師が今の職場を辞めたい理由と転職に失敗しないためのポイントを紹介しました。辞めたい理由は、仕事内容、職場環境、ライフスタイルなど人によってさまざまです。

仕事を辞めたいと感じている看護師は、辞めるべきか一度立ち止まって考え、自分の目指すキャリアプランを見直してみましょう。辞めたい理由を明確にし、視野を広げた上で自分に合った働き方を見つけることが大切です。

バイトルPROでは、多くの看護師求人を掲載しています。転職を考えている人は情報収集に是非ご活用下さい。


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