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【看護師】転職におすすめの時期やタイミングについて解説!

  • 仕事お役立ち情報

目次

看護師として転職をしたいと考えている場合、悩むのは転職活動の時期やタイミング。

勤務先にもよりますが、時期によって求人数や採用の動向は大きく変わってきます。転職活動に向いている時期に効率よく転職活動したい!とお考えの方も多いのではないでしょうか?

この記事では、看護師の転職活動におすすめの時期やタイミングについて解説していきます。



病院の規模・勤務先によって転職のタイミングは異なる

看護師の勤務先として、病院や個人クリニック、介護施設等が挙げられます。また、病院の中でも国立病院や大学病院、民間病院等、様々な種類があります。

勤務先にはたくさんの候補が挙げられますが、実は施設の種類や規模の違いによって、おすすめの転職タイミングは異なるのです。

ディップ株式会社の看護師転職サービス「ナースではたらこ」をとおして、たくさんの看護師さんの転職を支援する現役エージェントの生の声をベースに、どんな求人メディアよりも詳しく、看護師さんにおすすめの転職時期を施設特性・規模別に解説します。



公的病院・大型病院の転職活動に適した時期は?

国立病院や大学病院、総合病院等の公的病院・大型病院は、余裕を持った転職活動の準備が必要です。規模の大きな病院では、定期的に大量採用の募集をします。また、採用を開始する時期も早まっている傾向にあります。

ここでは公的病院や大型病院の、転職活動のタイミングについて解説していきます。


大型採用は4月


大型採用は4月の写真

国立病院や大学病院、総合病院のような大型の病院は、4月に新卒の看護学生を一括採用するケースがほとんどです。中途採用も、4月が入職のピークとなっています。

先ほども述べたように、大型の病院は採用の開始時期が早い傾向にあります。4月入職を基準に考えた場合、採用は前年の春ごろからスタートします。

そのため大型病院に転職希望となると、前年4月から転職活動を開始して、内定が出るピークの8月頃には、転職活動がおおむね終わると考えていいでしょう。

期間は前年の4月~8月頃、大体3,4か月ほどの転職活動期間となります。


中途採用は狭き門?

公立病院や大型病院の場合、基本的に4月の大型採用・入職は看護学生の新卒枠がほとんどです。それ以外の時期では、患者数の増加や事業の拡大などの事情で、まれに中途採用を行うことがあります。

そのため、希望する勤務先病院のホームページに掲載される採用情報を、定期的にしっかりチェックすることが大切です。

採用エージェント・アドバイス

国立病院・大学病院・大型病院などは、提携している看護学校があることも多く、新卒の看護学生を採用することがほとんど。
中途採用となった場合は、基本的な看護業務が出来るだけでなく、「オペの経験が〇年ある」など、プラスアルファの経験やスキルが重要なポイントになります。



民間病院・クリニックの転職活動に適した時期は?

公的病院・大型病院では、4月入社をゴールに、前年の4月から大規模な採用を行うことが多い、ということが分かりました。

ここからは小・中規模の民間病院やクリニックの転職時期を解説します。


急性期病院の場合

民間病院のなかでも、24時間体制で治療を行っている急性期病院の採用の動きは他と若干異なります。大きな特徴に、大型病院のような新卒を中心とした4月の大量採用だけでなく、定期的な中途採用も並行して行っている点があります。

急性期病院は非常に忙しい現場のため、常に安定した人員の確保を必要としています。そのため、看護職員が退職して欠員が出た時だけでなく、看護師の人数を担保するため中途採用の随時募集を行います。


急性期病院の求人募集は夏以降に増加する

安定した看護師の人員確保を目的とした募集の場合、急性期病院は夏以降から冬にかけて求人が出やすい傾向にあります。この時期に求人が出やすいのは、夏や冬のボーナスの支給後の退職が出たり、4月に入った新卒の退職などが増えたりするためです。

4月になると募集の枠はほとんど埋まり、求人案件も少なくなってしまいます。転職活動は、入職したい時期のおよそ1、2か月前から開始しましょう。冬頃までの入職をゴールとすれば余裕のある転職活動ができるでしょう。


慢性期病院・療養期病院・ケアミックス病院の場合

民間病院の中でも、慢性期病院や療養期病院、もしくはその両方に対応しているケアミックス病院は、時期を決めずに通年での募集を行っています。

大量募集をするのは事業拡大などの際で、それ以外は欠員が出た際の不定期な募集です。「転職活動におすすめの時期」と言えるような時期のトレンドはありません。

自身の入職希望時期と、病院側の募集・採用時期のタイミングが重なれば、スムーズな転職活動と入職が可能となります。転職活動の期間は大体1か月ほどと考えていいでしょう。


クリニックの場合

地域の"かかりつけ医院"としての役割を担うクリニックも不定期に募集をしています。慢性期病院や療養期病院と同じように、退職者が出た際の欠員補充や事業の拡大時に、求人の募集を出すことがほとんどです。

夜勤がなくライフワークバランスが取りやすい、自宅から通いやすい等の理由から、欠員が出ることはあまりないと言えます。そのため、クリニックでの勤務を希望する場合は、定期的な求人のチェックが欠かせません。転職活動期間は大体1か月ほど、入職希望の時期から逆算して転職活動を開始しましょう。

採用エージェント・アドバイス

退職者が出るための人員補充、特に既に欠員が出ている場合、募集しているクリニック側としては、可能な限り早く入職してほしいと思っています。既に退職をしていてすぐに勤務開始が出来る場合は重宝されるかもしれません。
基本的には「○月末に欠員が出るから、その翌月から勤務できるか?」といったように、面談などで入職時期をすり合わせていきます。それに合わせて現在の勤務先の退職を調整していきましょう。



その他施設の転職活動に適した時期は?

病院やクリニック以外にも、看護師の勤務先にはさまざまな選択肢があります。訪問看護や介護施設への転職を目指す場合の、転職活動の時期について解説します。


訪問看護師の場合

利用者の自宅へ訪問して医療処置やケアを施す「訪問看護師」も転職先の選択肢の一つです。

小規模な訪問看護ステーションの場合、欠員が出た際、または利用者の増加の際に募集を行います。通年での不定期な募集なので、タイミングが応募の成否に大きく作用します。募集が出てもすぐに埋まってしまうこともあるため、訪問看護ステーションへの転職を決意した場合は求人が出ていないかこまめにチェックすることが大切です。

転職活動期間は大体1、2か月ほど。入職希望の時期から逆算して転職活動を開始しましょう。

複数のステーションを展開する大規模な訪問看護ステーションでは、欠員補充目的の募集以外に、4月入社をゴールとした募集が行われることもあります。その場合は前年8月頃から早めに採用・転職活動を開始します。


介護施設で勤務する看護師の場合

看護師の転職先として、介護施設も選択肢に挙げられます。介護施設で勤務するのは基本的に介護士のため、看護師はそれほど多くの人数を必要とされないケースが多いもの。

介護施設で看護師として勤務したい場合は、求人募集が不定期なので、常に確認するようにしましょう。

ひとえに介護施設といっても、リハビリや医療ケアが中心となる「介護老人保健施設(老健)」や、介護度の高い入居者の急変時対応等の業務が中心となる「特別養護老人ホーム(特養)」など、さまざまな種類が存在します。

病院から介護施設へ転職する場合は、今までの職場と環境や業務内容が大きく変わる可能性があるため、時間をかけてしっかりと求人内容をチェックすることをおすすめします。

【関連記事】
看護師の勤務先の種類を解説!病院・クリニック以外でも活躍できる看護師の働き方



在職中?退職後?看護師の転職タイミングについて

「転職したい」と考える人にとって、転職活動を在職中に行うのか、退職後に行うのかは、意外と悩むものです。

ここでは、在職中・退職後、それぞれのタイミングで転職活動をするメリット・デメリットを紹介します。あなたに合う転職活動の方法を見つけてください。


在職中に転職活動した場合のメリット・デメリット

転職を目指す多くの方は、在職中に転職活動を行っているのではないでしょうか。

在職中から転職活動をすると、退職してすぐに次の職場で働くことが出来るのが大きなメリットです。また、現職の給与があるため、経済的にも精神的にも余裕をもって転職活動を行えます。

一方、内定先の入職するタイミングと現職の退職するタイミングの交渉をする必要があるのがデメリットです。万が一、退職の交渉がうまくいかない場合は、次の職場へスムーズに入職できず、トラブルに発展してしまう恐れもあります。現職の就業規則を確認して、退職の申し出をいつまでに行う必要があるのか、退職の手順を把握するなど、しっかりと準備を行いましょう。

また、「現職が忙しくて転職活動の時間が取れない」「採用面接に行けない」といったケースに陥ってしまう可能性も。在職中の転職活動はスケジュール管理が大切なポイントです。


退職後に転職活動した場合のメリット・デメリット

退職後に転職活動を行う最も大きなメリットは、スケジュールに融通が利き、転職活動のための時間をしっかり取ることが出来る、という点です。また、転職先の希望する入職時期に合わせやすいという点も大きなポイントです。

反対に、退職後の転職活動となると、その間の給与はありません。次の職場で収入を得るまでの経済的負担と、「早く仕事を決めなければ」という焦りからくる精神的負担がデメリットと言えるでしょう。

そのような焦りから勤務先を妥協して決めてしまうこともあります。転職活動にかかる期間の費用を準備して、余裕のある転職活動を行えるのが望ましいです。

また、離職期間や条件によっては失業手当を受け取れます。対象になるかどうかを確認して、雇用保険制度の活用を検討してもいいかもしれません。


看護師の転職期間は早ければ1か月!

看護師は、他の職業と比べると転職期間が短い傾向にあります。ほとんどの病院や施設が即戦力を求めており、出来るだけすぐに入職してほしいと考えているからです。スムーズに転職活動が進めば、1か月で終わるケースもあります。

求職活動だけでなく、新しい職場の入職準備や退職するタイミングを調整する期間も考えて、2、3か月と想定すれば余裕をもった転職活動が出来るのではないでしょうか。


スムーズな転職活動のポイントはスケジュール管理!

入職というゴールから逆算して、スケジュールを組み立てて転職活動に取り組みましょう。

いつまでに転職活動を終わらせたいのか、いつから転職先で働きはじめたいのか、ゴールを明確にすれば全体のスケジュールが格段に立てやすくなります。

また、職場に退職を意思表示するうえで重要なのは、しっかりと会社の規則を確認し、退職の申し出の期間を把握することです。

看護師の同職種への転職経験者は約55%と半数以上、転職に対するハードルは比較的低めです。「事前に伝える」「転職先の内定が出た後に退職を伝える」「直接伝えなくても退職をほのめかす」等、退職の周囲への伝え方にはさまざまな方法があります。

転職先への入職と退職のタイミングが合わない、といったトラブルを避けるためにも、しっかりと対策・調整しましょう!

参考:厚生労働省「看護職員就業状況等実態調査結果」

転職活動スケジュールの例(3か月を想定)

時期 活動内容
3か月前 ・求人の情報収集(求人サイト、転職サイトの登録)
・履歴書、面接などの準備
2か月前 ・求人に応募する
・選考を受ける(書類選考・面接)
1か月前 ・内定の承諾
・現職に退職の意思を伝える
・退職、引継ぎの手続き対応
・入職の手続き
入職 勤務開始!


まとめ

看護師が転職をする場合、時期やタイミングを見極めることが大切です。病院の規模や施設によって、求人数や職場の状態は大きく変動します。

国立病院や大学病院、総合病院のような大規模な病院は、4月に新卒中心に大量採用をする傾向にあります。採用開始の時期も早いため、前年の春頃から内定ピークの8月をゴールに、転職活動を開始しましょう。

中小規模の民間病院やクリニックは、基本的に募集が出るのが不定期なため、こまめな求人のチェックが必要です。転職活動にかかる期間は大体1、2か月ほどです。入職を希望する時期から逆算して転職活動を開始しましょう。

転職の決意をした場合は、こまめに看護師の求人をチェックして、あなたの希望する条件にあう求人を探してみてくださいね。


■取材協力者

取材協力者の写真

ナースではたらこ キャリアアドバイザー
「ナースではたらこ」にて、8年のキャリアを持つベテランエージェント。
病院や施設に対しての知識だけでなく、看護師に関わる専門的な知識をもとに看護師さんの仕事探し・転職を鋭意サポートしています。


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