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男性看護師の年収は高い?働き方や年収アップの方法もご紹介

  • 業界・資格ノウハウ

目次

「他の男性看護師の年収が知りたい!」「男性看護師の年収は増やせるの?」と考えることはありませんか?

看護師にはまだまだ女性が多く、男性看護師の給料やキャリアについて知る機会が少ないのが現状です。

この記事では、男性看護師の平均年収から年収を上げる方法、おすすめの職場までご紹介します。



男性看護師の平均年収はどれくらい?

看護師の年収は他の職種と比べ高いと言われますが、男性看護師だけの平均年収を見る機会は少ないですよね。結婚や育児など、今後のライフイベントを考えると、年収の推移も気になるところです。

男性看護師全体の平均年収は505万9000円です。これは全職種の男性の平均年収である546万7900円と比較すると、やや低い水準といえます。年収の内訳は、平均月収の34万9300円と平均ボーナスの86万7400円です。


年齢別の平均年収

看護師は収入が安定していると言われていますが、年齢による年収の違いはどのくらいあるのでしょうか。男性看護師の年齢別平均年収は以下の通りです。


年齢別の平均年収の写真

年齢別に算出した男性看護師の年収を見ると、年齢が上がるにつれて、年収も増えていることが分かります。50歳~54歳の年収が一番高く、平均年収は586万3200円です。管理職や施設長になる、といったキャリアアップが年収が高い理由だと考えられます。

55歳以降の平均年収が下がる理由は明確になっていません。しかし、年齢と共に体力的にきつくなり、夜勤を辞めるなどの理由が考えられます。

                                       

経験年数別の平均年収

続いて、経験年数別の男性看護師の平均年収を見てみましょう。


経験年数別の平均年収の写真

男性看護師の1~4年目の年収は約400万円です。経験年数を重ねるほど基本給は右肩上がりに増加し、役職や専門職にキャリアアップをすれば、さらに高収入を目指せます。

上記のデータはあくまでも平均値です。給与の高い病院で働いたり、専門的な資格を取得したりすれば、平均より高い年収が得られるでしょう。


女性看護師と比較した平均年収

女性看護師の平均年収は490万200円で、比較すると男性看護師の505万9000円はやや高いです。


女性看護師と比較した平均年収の写真

女性には、ライフステージの変化から働き方を変える方が多く、男性は継続して働く方が多いため、30代前半頃から年収の差が開いていると考えられます。また、管理職を目指すなど、キャリアアップを考える男性が多い点も、年収の差が開く要因でしょう。



男性看護師が年収を上げるために考えるべきことは?

男性看護師の年収は全職種に比べ、やや低い傾向にあり、今後の生活に不安を持っている方もいるかもしれません。しかし、看護師は一生使える資格で、需要も高いため、安定して働くことができます。

看護師としてキャリアアップを目指していくと、年収アップが狙えます。ここでは、キャリアアップに向けて考えるべきことについてご紹介します。


自己分析をする

まずは、自己分析を行いましょう。自己分析を行うと、日々の業務における自分の強みや弱みを把握できます。その上で、得意な業務や好きな業務を見つけられれば、自分に合った職場で働けるかもしれません。

自己分析を行うときは、業務を細かく書き出して分類していくと現状の整理ができます。たとえ年収が上がっても、苦手な業務を行わなければならないと苦痛に感じてしまうでしょう。自己分析をして、一度自分を見つめ直してみてはいかがでしょうか。


専門的スキルを高める

年収を上げたいと考えたときに、専門的なスキルは重要な要素です。スキルを高めると、市場価値が上がり、結果的に収入も向上します。

例えば、呼吸器内科に配属されている場合、呼吸器疾患への専門性は徐々に高まりますよね。専門性をより高めるために、資格の取得を目指す看護師も多いです。

今後どういったスキルを身に付けていきたいのか、ライフプランも合わせた方向性を踏まえて、専門性を向上させていきましょう。


ライフイベントやライフステージを考慮する

看護師として忙しく働くだけではなく、プライベートも充実させたいですよね。今後、結婚や配偶者の妊娠・出産といったライフイベントを経験する可能性があります。

家族との時間やワークライフバランスを考えながら、自分がどういう働き方をしていきたいか、そのためにはどの程度の収入を得る必要があるかを考えておきましょう。


【番外編】ロールモデルを見つけておく

年収アップを考える上で、男性看護師のロールモデルを見つけておくと、悩みを相談しやすく、自分の将来を明確に描けるでしょう。

先輩や同年代の男性看護師の話を聞くと、自分のモチベーションの向上にも繋がりやすいです。職場に男性看護師がいない場合は、セミナーや男性看護師のコミュニティに参加するのも良いですね。



男性看護師が年収を上げる4つの方法

では、年収を上げるためには具体的に何をするべきでしょうか?ここでは、年収を上げる4つの方法をご紹介します。


資格を取得し、スキルアップを図る

前述したように、専門性の高い看護師は需要が高く、年収も上がりやすいです。専門的なスキルや知識を発揮できるよう、資格の取得を目指しましょう。転職を考える際にも資格があると有利に働きますよ。

おすすめの資格は、専門看護師や認定看護師です。しかし、資格によってはお金や学習のための通学が必要なので、資格取得はややハードルが高いかもしれません。

自己分析で考えた理想の働き方や看護観に合った資格の習得を目指しましょう。職場の課題や悩みを解決できるような資格があると、後輩指導やマネジメントにも活かせますよ。

キャリアアップに役立つ資格を紹介した記事もあるので、併せてご覧ください。
看護師の資格を種類ごとに解説!キャリアアップに役立つ資格も紹介

参考:公益社団法人日本看護協会「専門看護師」/「認定看護師」


管理職になる

管理職とは、主任(副師長)以上の役職を持つ管理者のことで、人員管理や病棟管理を行います。中間管理職(主任以上)へ昇格すると、年収で約130万円ほどの収入アップが見込めますが、その分責任も重くなります。

管理職になりたいと考えたら、年間目標以上の成果を出せるように考えながら行動し、積極的にリーダーシップを発揮する必要があります。

参考:公益社団法人日本看護協会「2012年 病院勤務の看護職の賃金に関する調査」


副業をする

最近では副業ができる病院や施設も増えています。副業を行うと、副業分が収入になるため、もちろん年収は上がりますよね。

しかし、本業に影響のない範囲で行うよう注意が必要です。病院によっては副業が禁止、あるいは条件付きなど、ルールはさまざまです。必ず勤務先の就業規則を確認しましょう。

また、本業へ支障をきたさないよう、休みもしっかりとりつつ無理なく副業を行いましょう。

副業について詳しく知りたい方はこちらの記事もおすすめです。
看護師におすすめの副業4選!ダブルワークで時間の有効活用&収入アップ!


転職を考える

資格取得や管理職になるのと比べ、転職は短期間で年収アップが見込めます。自己分析で明確になった自分の強みは、仕事探しや履歴書作成などに活かせますよ。

まずは、情報収集を行うことが大切です。希望の勤務地や強みを活かせる仕事内容、労働条件などを考慮しながら自分に合った求人を探してみましょう。

バイトルPROでは、看護師の求人を豊富に掲載しているので情報収集にお役立てください。



男性看護師におすすめ!年収が高めの職場とは?

看護師は女性の比率が高いですが、男性看護師が活躍できる職場もあります。その中でも、年収が高い傾向にある職場を3つ紹介します。


精神科

精神科看護師の主な役割は、服薬管理やレクリエーション、メンタル面でのサポートです。肉体的な負担は少ない精神科病棟ですが、精神的に不安定な患者は暴れだすこともあり、対応時は男手が必要な場面も多いです。

業務中に患者からの暴力や暴言など危険を伴うリスクがあることから、特殊勤務手当(危険手当)を支給されることがあります。そのため、平均給与が高い傾向にあります。

また、精神科の患者は精神的な疾患があるものの、自立している方が多いです。日常生活援助は少なく、主に服薬管理やコミュニケーションが業務の中心となるため、緊急性のある対応はほとんどありません。交代時間にスムーズに交代できるため、残業が少なく、プライベートも重視しながら働くことができます。


【関連記事】
精神科看護師あるある!診療科や業務内容、患者さんの特徴を紹介!

参考:人事院「人事院規則9-30(特殊勤務手当)」


救急外来・ICU

救急外来・ICU看護師は救急処置を行う役割があります。具体的には、心臓や呼吸が止まってしまった患者への救急蘇生処置や、止血や包帯法、骨折時の処置などの応急処置を行います。

医師が行う様々な救急治療場面で、処置介助も必要です。緊迫した状況の中で常に最善を尽くして働かなければいけません。検査への移動・移乗も多く、体力勝負な側面もあります。

このように、切迫した多忙な環境である救急外来は、特殊勤務手当などが加算され、給与は比較的高めに設定されています。

急に容態が変化しやすい患者が多く、人数は比較的多く配置されているため、残業が少ないのも特徴です。


介護施設

介護施設での看護師は、介護士と連携しながら利用者のサポートを行います。また、施設入居者の健康管理や医療行為も担当します。入浴や移乗といった身体援助も多く、男性看護師が活躍できる職場の一つです。

社会福祉法人や株式会社が運営している有料老人ホームや介護老人保健施設などの介護施設は、比較的給与が高いと言われています。これらの施設では利用者の負担額が多く、それが職員の給与に反映されていると考えられます。中でも"高級""ハイクラス"と呼ばれる施設では、より高い収入が望めるでしょう。

また、夜勤は給与が高めに設定されているケースが多いため、収入面に不安がある方は夜勤のある施設を選ぶのがおすすめです。ただし、人手不足の施設は忙しく、残業を伴う場合もあるので、施設選びは慎重に行う必要があります。

専門的な知識とスキルを身に着ければ、管理職を目指せます。管理職になると、病棟看護師と同じくらいか、それ以上の収入が得られる可能性もありますよ。



まとめ

男性の看護師の給与や、年収を上げる方法、給与が高い職場をご紹介しました。

男性看護師の給与は年齢や経験年数とともに上昇し、女性看護師と比較しても高い傾向にあります。より年収を上げるには、自分の強みが活かせる職場で働くのがおすすめです。

さらに資格を取得や管理職を目指せば、収入アップに繋がります。男性ならではの強みを活かしつつ、今後のキャリアについて考えていけると良いですね。

まずは一度バイトルPROへ登録し、情報収集してみてはいかがでしょうか。


ライター 近藤涼子
総合病院から転職し、内科系クリニックに勤務。看護師として働きながらメディカルライターとしても活動。難病、神経内科、地域包括ケアなど数々の診療科での経験を持つ。


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